歴史が息づく街「弘明寺」

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721年開基といわれる歴史のある瑞應山蓮華院弘明寺(ずいおうざんれんげいんぐみょうじ)は、弘明寺商店街を見下ろす少し高台にある。この寺は孫悟空の話にも登場した三蔵法師が、霊験新たかな地として修行の地として選んだのがその始まりとされている。

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その後、真言宗の開祖・空海(弘法大師)もこの地を訪れ、伽藍を建立し開基したといわれている。
現在、弘明寺には金剛力士像を両に抱く仁王門、平安・交通安全・地域の繁栄を祈願して奉納された身代地蔵菩薩や、境内には、国の重要文化財に指定されている御本尊の十一面観世音菩薩と、それを安置する本堂と聖天様の聖天堂、鐘楼が残されている。

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江戸時代以降には坂東三十三か所の札所として弘明寺は庶民からの信仰を集め、参道は多いに賑わいをみせたという。さらに開港後の明治・大正・昭和初期においては、横浜中心地からほど近い場所という立地を活かし、観光地として注目を集めた時期もあり、現在も昔ながらの旅館が営業している。

また、大岡川沿いに鎌倉街道が走り、一部区間ではあるものの現存する旧道では石碑も残り、昔の面影を残す部分が多い。

弘明寺は様々な歴史の面影を感じることができる街なのだ。

そして現在の京浜急行(旧湘南電鉄)の誘致に弘明寺は積極的に働いた。

神社の一部を寄贈し、現在の街の基盤を固めるなど、この街は弘明寺という存在を抜きには語れない。

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弘明寺があり、昔ながらのものが息づくこの街は、横浜の中心街に近いにもかかわらず、
下町情緒あふれ、たびたび「横浜の浅草」と形容される。

時代を受け入れながらも流されない街。これからも歴史は守られ、暮らしのそばで感じ続けることができるだろう。