どこへ行くにも自由自在な街・武蔵小山
昔、東急目黒線は「目蒲線」と言っていた。目黒と蒲田を結ぶ電車だから、その名がついたようだが、現在は目黒から武蔵小杉までを目黒線と呼び、多摩川から蒲田までを多摩川線と呼ぶようになっている。当時は歌に「あってもなくてもどうでもいい目蒲線」などと歌われていたが、今となってはむしろなくてはならない目黒線、といった趣を呈している。
東急目黒線は現在、東京メトロ南北線や都営地下鉄三田線との相互乗り入れがされている。南北線を利用すれば、白金や麻布、六本木といったおしゃれな街へも一本で行けるし、溜池山王、永田町、四ツ谷、市ヶ谷、飯田橋といった別路線へのアクセスもいいキーステーションへすぐに出られる。そして三田線では、三田や日比谷、大手町などのオフィス街へも一本でアクセスが可能になっている。また大岡山で大井町線に乗り換えれば、自由が丘へもすぐ出られるのも、魅力の一つと言えるだろう。
そして横浜方面へのアクセスが至極便利なことも、特筆すべき点だ。武蔵小杉から東急東横線に乗り換えれば、横浜までは特急利用で約30分。そこからみなとみらい線に乗り入れれば、みなとみらいや馬車道、横浜中華街といった観光スポットにも近い、という側面もある。観光スポットと言えば、お台場までも意外とアクセスがいい。大岡山で東急大井町線に乗り換え、大井町からりんかい線で国際展示場へ出れば、ゆりかもめへの乗り換えもスムーズだ。
ちなみに武蔵小山駅周辺を散策していくと、気がつけば東急池上線の戸越銀座駅にたどりつく。他にもゆっくり散歩をしていけば、荏原中延、戸越公園、西小山、ちょっと歩けば学芸大学といった、東急線沿線の駅へすぐに出くわすほど、鉄道駅の密集地域なのだ。どこへ行くにも便利な街、と言っても過言ではないだろう。
そして現在は、駅前再整備事業の真っ最中。2006(平成19)年7月には駅の地下化が完了。この際、急行停車駅にしたいという地域住民の思いがあり、資金を集めてホームを2面4線とさせた、というエピソードもある。この整備事業は2009(平成21)年に完了を予定しているが、完成すると駅前は、バス停留所やタクシープールなどが設置され、より利用しやすい駅となるはずである。
アクセスが便利でますます発展する武蔵小山に、今、目が離せない。
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