文学から最新技術までを網羅する研究都市・三鷹
武蔵野の地には、池袋(モレパルナス)、馬込文士村などと同様、近代日本の文芸、芸術を支えた作家が数多く住んでいた。その代表格で三鷹に縁が深い人物といえば、「斜陽」「走れメロス」などの作品を世に送り出した太宰治や、「路傍の石」などの小説に加え、三鷹の子どもたちのために地域に尽力した山本有三であろう。
彼らの業績や三鷹に残る史跡や旧跡は、今も訪ね、見ることができる。「山本有三記念館」は本人が実際に住んでいた自宅を記念館としてオープンしたもの。当時珍しかった洋風建築を取り入れた家内には、彼の業績を知ることができる様々な資料が展示されている。2008年3月には、太宰治没後60年と2009年の生誕100年を記念して、彼が通った伊勢之酒店跡地に「太宰治文学サロン」がオープン。資料展示の場、情報交流と発信の場、市民交流の場であり、太宰治顕彰事業「太宰の生きたまち、三鷹」の中心施設として位置づけられている。

文化、文芸、芸術に縁深い土地であるという性格も手伝ってか、三鷹には公立学校も含め数多くの教育機関、施設が点在している。国際基督教大学、ルーブル学院大学、東京神学大学といったキリスト教系の大学が集中しており、私立高校では、明星学園高等学校、大城高等学校、法政大学中学高等学校など、個性的な学校が、独自の教育を行っている。
また公立においても、中学校区を単位として、市内すべての小中学校を、小中一貫校に移行する予定。その第一弾として、2006年には第二小学校、井口小学校、第二中学校が小中一貫校「にしみたか学園」として開校している。中高一貫校としては、長い歴史と伝統を誇る三鷹高校が新たに2010年、一貫校としてスタートを切る予定。他の都市をリードする三鷹市の教育事業は、これからも子どもを持つ親にとって注目されていくことだろう。
さらに三鷹には、文学や教育に関する身近な施設、名所・旧跡に加え、時代の最先端を行くアカデミックな研究所なども多い。その代表格が「国立天文台」。三鷹キャンパスはこの本部機関となっており、日本の天文学研究の中心として、広く観測的、理論的研究を進め、宇宙についての理解と人類の拡大に寄与している。一般の見学も行っており、興味のある人は、気軽に訪ねることができる。

他にも三鷹市周辺には「調布航空宇宙センター」(調布市)「交通安全研究所」(調布市)「海上技術安全研究所」(三鷹市)「電子航法研究所」(調布市)といった研究施設が設けられており、年に何回か(研究所によって異なる)の見学会やイベントを行っている。普段目に触れることの無い最先端技術を体験したり、様々な知識を得ることができるチャンスなので、家族連れで出かける人も少なくない。また異国の文化に親しむ施設として、中近東文化センターなどもあり、研究都市としての性格をより幅広いものとしている。
記事の内容・情報に関しては、正確を期するように努めて参りますが、内容に誤りなどあった場合には、こちらよりご連絡をお願いいたします。 (メールアドレスとお問い合わせ内容は必須です)
当社では、個人情報保護方針に基づき、個人情報の取扱いについて定めております。 ご入力いただきました個人情報は、これらの範囲内で利用させていただきます。
尚、各店・各施設のサービス詳細につきましてはわかりかねます。
恐れ入りますが、各店・各施設にて直接ご確認ください。
はてなブックマークに登録




