HONEY’S NEST LODGE(約1.4km)
千葉北ICや国道16号など交通の動脈が近くにあり、車通りのにぎやかな千葉北・四街道エリア。
県道66線の六方町交差点から山王町方面へ折れる道路のそばに建つ「HONEY’S NEST LODGE」は、周囲の建物から一歩引いたようなひっそりとした風情を持つ、口コミで話題のカフェだ。平成20年にオープンしたばかり。もうすぐ1年を迎えようとしている。
店の前に目立つサインはなく、ただ「cafe dining P」と書かれた、駐車場のありかを示す薄紫の看板があるのみ。白い壁の一軒家の道路側はこんもりとした緑に覆われており、ともすれば見落としてしまいそうになる。しかし、気づいた人には「あれはいったい何の建物だろう?」と、小さくも強烈な印象を残すことになる。

エントランスにも「HONEY’S NEST LODGE」と書かれているだけで、初訪問の人には足を踏み入れるのに少々勇気がいるかもしれない。しかし、ドアをくぐり、薄絹のようなカーテンを抜けると、まるでファッション雑誌から抜け出てきたような素敵なしつらえが迎えてくれる。
オーナーいわく「昔、このあたりは海との境目だったそうで、この家屋も別荘として使われていたそうです」。立地的条件から車での来店客が多いことが予想されたため、リゾートへドライブしにいくような感覚で来てもらえたら、と、このような内装にしたそうだ。
実際、「千葉の海へ遊びにいらして、高速道路ご利用でお帰りになる前に立ち寄られる、湘南ご在住の方もいらっしゃいます」という。

そうした家屋の活用をゆだねられ、評判のカフェへと変身させたオーナー。大学で建築を専攻していたとのことで、空間に美意識に合点。しかし、オーナーの経歴はそれだけにとどまらが、そこからフランス料理店やイタリア料理店で働き、インド料理店でも修行したのだとか。
「実は、カフェというものに携わったことがないんです。それだけに、自由な発想で造ってみようかと思いまして」
そうして誕生したのが、アンティーク製品やソファ、グリーンが絶妙なバランスで配された、このHONEY’S NEST LODGEだ。人気のテラスは、意外なことに、近隣の年輩者たちにもお気に入りの場所になっているのだとか。
「最初はご入店を躊躇されていたみたいですが、いまではすっかりおなじみさんになってくださっています」と、うれしそうなオーナー。自分が齢を重ねる地にこのようなカフェがあって、そこを行きつけの店にできたら、こんな素敵なことはない。
店名を直訳すれば「蜂の巣の小屋」。その名称に違わず、料理にはちみつを多用しているところが特徴だ。ダイレクトに甘みを楽しめるディッシュもあれば、複雑な隠し味となって全体をまとめ上げている逸品もあり、いままで気づかなかったはちみつの持つ奥深さにうならされてしまう。
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