群林堂

群林堂

創業が大正5年という老舗の和菓子店「群林堂」。

創設者である池田長寿郎氏が現在の地で開業したのが始まりで、現在のご店主は2代目。「豆大福のおいしい店」として各種のグルメ本に出ているので、ご存知の方も多いだろう。

お店は、東京メトロ有楽町線の護国寺駅から1分たらずの所にあり、道路を挟んで向かい側には講談社と大塚警察署がそびえ立っている。目印は、入り口に掲げられている「赤い暖簾」。こじんまりした店構えなので、一見すると見落としてしまいそうだが、さもありなん。店の前には、常時長い行列が連なっており、周囲には良い匂い(小豆を煮ている匂い)が漂っているので、初めての人でも簡単に見つけることが出来るのだ。

「群林堂」の名物は、「豆大福」。厳選された北海道十勝産の小豆や富良野の赤えんどう豆、東北米を使用して作られており、添加物は一切使用されていない。赤えんどう豆の塩味と、つぶあんの甘さのバランスは絶妙で、和菓子嫌いの人でも食べられると好評だ。お客さんの中には一人で何十個と買って行く人も多いため、行列がなかなか進まず、結果的に長蛇となってしまうようだ。

群林堂

取材当日、出来たての大福を包んでもらえたので、その場で一口頂いてみる事に。(長時間持ち歩くと、大福自身が出す湯気で、餅と餅がくっついてしまうので注意が必要かも)。

大福の中は、ホクホクしたエンドウ豆がギッシリ。あんこが目立たないほどの量が入っており、やや固めで歯ごたえは抜群だ。あんこは甘さ控えめ。お餅はモッチリとしており、中々の噛み応え。なお、前述したとおり、同店のお菓子には添加物が使われていない。そのため、購入した夜には固くなってしまう。もし、食べきれなかったならば冷凍保存しておこう。翌日、トースターなどで焼いて食べるのも、別の味わいが楽しめておすすめだ。

そのほかの和菓子としては「豆餅」。こちらも大福同様に、塩味の効いた赤エンドウ豆と柔らかいお餅のコラボレーションを楽しむことが可能だ。形は三角形をしており、大福より少々小ぶり。そのほか、季節限定の和菓子が並ぶ。

都内には、たくさんの甘味処があり、和菓子の数はそれこそ星の数ほどあるだろう。しかし、「安さと味を両立しているお店」で同店を上回る店となると見つけるのは至難の業だ。行列の長さがタマにキズだが、そちらに目をつぶっても訪れる価値は大である。

群林堂(ぐんりんどう)
住所:東京都文京区音羽2-1-2
電話番号:03-3941-8281
定休日:日曜日
http://www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/1002.htm