ボン・リビエール

都営新宿線「船堀駅」北口を出て船堀街道を新小岩方面に進むと、新大橋通りとの交差点に遭遇する。
その交差点にある、この地に根を下ろして10年のケーキ屋さんが「ボン・リビエール」だ。
1席しかないが店の前には小さな小庭もあり、そのたたずまいはヨーロッパの街並みから切り取ってきたような可愛らしい感じ。店内に入るとダークウッドを基調とした落ち着いた雰囲気の中、色とりどりのケーキが並んでいる。そして店の奥には店内でケーキを食べられるように用意された席が3席ある。

「このスペースをなくして商品を並べたほうが商売としてはいいかもしれないんですけど、フランスでは店内のサロンも評価のうちですからね。外と合わせてたった4席ですけど作ってます。でもこの席を置いている一番の理由は、お客様の生の反応を見ることができるからなんです。」とオーナー。
大きさは小さいが、徹底的に本物にこだわったケーキ屋さんなのだ。

オーナーパティシエの吉川さんが本物にこだわるようになったのは、当時、日本に出店してきたばかりのフランスの名店「ルノートル」の洋菓子を食べて、人生観が根こそぎ変わるほどの衝撃を受けた時からだとか。その後、日本国内の名店と呼ばれていたお店で働いていたもののレベルの違いに我慢が出来ず、1988年から3年間フランスへ渡り、ルノートルの手法やケーキ作りに対する考え方をみっちり学んで帰国。その後、国内のカフェレストランや海外のホテルを経験し、1998年に「ボン・リビエール」をオープンした。
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