市内には自然豊かな公園が点在。武蔵野の歴史と緑あふれる生活環境

「ほっとするね 緑の府中」という街のキャッチ・コピー通り、府中市内には、いたるところに数多くの公園があり、道路のいたる所には緑が施され、自然を身近に感じることができる。また緑に育まれた環境作りも推し進められており、自然の中に溶け込むように公園や各種文化施設が集まり、住民たちに憩いの場を提供している。

そのひとつは桜並木をはじめ、四季折々の自然を愛でることができる「府中の森公園」。野球場、テニスコート、サッカー、ホッケー場などのスポーツ施設、子供のための遊具広場などが設けられており、ジョギング、ウォーキングコースとしても人気が高い。また敷地内には、著名な彫刻家が制作したモニュメントが置かれ、格調高い雰囲気をかもし出している。

府中の森公園の南側に隣接する「府中の森芸術劇場」では、クラシックをはじめ、ポピュラー音楽の演奏会から落語まで、あらゆるジャンルのイベントを開催。市民の文化活動の拠点として活用されている。

府中市の歴史、風土や自然を遊びながら学べる常設展示室、ドーム直径23mと日本最大級を誇るプラネタリウムを有する「府中市郷土の森博物館」にも、芝生広場や雑木林、水遊びの池などが設けられ、自然と触れ合う環境が整っている。また梅園や県木園では季節の花が美しく咲き誇り、それを楽しむ人も多い。他にも「旧府中町役場庁舎」「旧河内家住宅」といった8棟の復原建築物などが移築されている。

「浅間山公園」は、多摩の台地が、河川で削られてできた標高80mの公園。園内には、浅間神社、水手洗神社、房州の豪族・人見四郎の墓などがある。前山、中山、堂山の3つの頂きを持ち、そのいずれにもコナラ、シデなどの雑木林が広がり、ムサシノキスゲ、ヒトリシズカといった、武蔵野の面影を残す貴重な野草が群生している。

また市内を流れる多摩川では、釣りを楽しむ人、土手を散歩・散策する人も見受けられ、河川敷のグラウンドでは、野球やサッカーに興じる人の姿も。東京農工大学には、「府中30景」に選定された「東京農工大学のケヤキ並木」が、さらにキャンパス内には「府中の名木百選」に選ばれた樹木が立ち並ぶなど、学校が多いのも、緑が豊かな一因なのかもしれない。

それぞれの公園はもちろん、府中市にある数多くの公園や緑地は、府中市民のみならず、京王沿線に住む人たちに親しまれ続けることだろう。